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知れば知るほど好きになる!日本製の革製品の魅力

投稿日:2016年10月08日
知れば知るほど好きになる!日本製の革製品の魅力

有名な革製品ブランドと言えば、ヨーロッパなどの海外ブランドをイメージする方が多いと思いますが、キプリスなど国内にも優れた革製品ブランドがあり、日本製ならではの優れた製法で財布などが作られています。ここでは、そんな日本で生まれた革製品の代表的な製法についてご紹介します。

忍び縫い

忍び縫いは裏地と内側のパーツを先に縫い付けた後、最後の工程でまわりを「へり返し」ステッチを隠す方法のことです。忍者のように隠れることから忍び縫いと呼ばれ、折って貼り合わせてあるため縫い目が外側から見えず、シンプルでとても美しい仕上がりになるのが特徴です。
革製品では縫い目も魅せる美しさの1つではありますが、どうしても糸が太くなってしまうため、上品なデザインとはならず目立ってしまいます。シンプルに仕上げることができる忍び縫いは、派手さを敬遠する日本人にとってはうれしい製法ではないでしょうか。

菊寄せ

ン菊寄せは革製品の角(端)の部分の処理方法で、菊の花びらのように放射状に細かいひだを重ねてコーナーを仕上げる製法です。専用のヘラで放射状に細かなひだを重ねていく、とても高度な職人技術です。この菊寄せを美しく仕上げるためには、機械で漉いた後に、コーナー部分に手漉を行っています。これには新聞紙の厚さである0.04mmを、さらに半分の0.02mmに漉く技術力が駆使されています。この技法は熟練した職人にしかできず、海外のブランドメーカーでも真似ができないと言われています。このように、パっと見にはわからない場所の処理にまでこだわるのも、日本の製品らしい特長です。

風琴マチ

手風琴(アコーディオン)のジャバラ部分に似ている由来から“風琴マチ”と呼ばれています。マチといえば、袋の厚みを出すことができる遊びの部分を言います。マチがなければ、モノを入れても膨らむことができず、きつい状態になってしまうため、革製品においてもカバンや財布などにマチが使われています。
マチ自体は多くの革製品に取り入れられていますが、内側に折り込まれているのが一般的です。マチが内側にあると、収納できる大きさが狭くなってしまうことはもちろん、名刺やお札の端が引っかかりやすくなるデメリットがあります。風琴マチはマチが外側に折れているため、収納できるサイズが大きくなるうえ、中身も取り出しやすくなる特徴があります。また、伸縮性に長けており、モノを入れないときは小さくすることができ、入れた際はしっかりと広がるというメリットがあります。この製法は複数のパーツを手作業にて組み合わせる必要があるため、とても高度な技術を必要としますが、入れるものが多い日本人にとっては実用性の高い製法と言われています。

日本特有の技法、それが「袋もの仕立て」です。
どうしても見た目のインパクトやイメージだけで海外ブランドを選びがちになってしまいますが、使い勝手や優れた製法に興味はある方は上記を参考に日本製の革製品を選んでみてはいかがでしょうか。